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富永仲基著『樂律考 全』影印關西大學圖書煢狭史棔砲鮠ι憤賤にアップいたしました。

東洋史学者の内藤湖南が高く評価するように、富永仲基は日本が世界に誇る天才学者でしたが、『出定後語』『翁の文』の二著の他に刊行が予定されていた著作がありました。

それが『樂律考』で、初めての伝記である『富永仲基』(創元社、1940年)〈創元選書〉の著書、石濱純太郎が富永仲基の後裔が伝承していた漢文の稿本を発見し、関西大学図書館に寄贈したのでした。

しかし、横田庄一郎編著、印藤和寛訳・解題『富永仲基の「楽律考」 儒教と音楽について』(朔北社、2006年)の219頁で解説されているように、現在原本は所在不明であり、この影印本が『樂律考』を研究するにあたっての根本資料となっています。

この影印本は本来非売品であり、研究者にとって入手困難な資料でしたが、関西大学東西学術研究所様及び関西大学図書館様の御厚意ご厚意により、このたび弊社より電子書籍化して販売することをお認めいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

いずれ富永仲基は日本思想史における最重要人物の一人として、世界各地で研究が進められることになると思いますが、その際、この電子書籍がその一助となることを願っております。